男性ドクター

辛い頭痛の原因を探る【症状別に治療法をチェック】

対症療法から予防へ

レディー

自分自身を知る

日本人の3人に1人は頭痛に悩まされていると言われています。その原因は完全には解明されていませんが、発生メカニズムはかなりの程度までわかってきました。頭痛の原因を知ることは、つらい症状の緩和に役立つばかりでなく、発症を未然に防ぐことにもつながるのです。一口に頭痛と言っても、原因や症状の表れ方によって数多くの種類が存在します。それらを分類すると、頭部外傷や脳疾患に伴う頭痛を別とすれば、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛の3種類が代表的と言えます。その他にも薬物乱用頭痛や心因性頭痛などがあり、種類を見分けるのは医師にとっても簡単ではありません。医療機関を受診する前に、自分の症状や痛みの持続時間などを把握しておくことが大切です。忘れないうちに痛みの経緯を記録しておけば、そのメモは医師にとっても有力な情報源となります。発症の状況や体調、自身や近親者の体質と既往歴など、原因特定の手がかりになる事柄を書き加えるのも有効です。そうした工夫が症状改善に結びつくことを考えると、書くことの煩雑さよりもメリットの方が大きいのです。

医師は心強い指南役

頭の強い痛みに悩まされているときには、薬物の力を借りて症状を和らげることも必要でしょう。しかし頭痛医療とは、投薬等による対症療法だけを意味するのではありません。痛みが発生する前の予防こそが今後は重要になります。痛みの原因物質となる食品の摂取を控えることで、発症を抑えられる場合もあります。頭痛の種類に関わらず、身体的・精神的ストレスも原因の一つに数えられます。食事や睡眠等、規則正しい生活リズムを心がけることも予防には効果的です。緊張型頭痛を防ぐためのストレッチや、正しい姿勢の取り方などは、正しい知識に基づいて実行しなければ効果を得られません。片頭痛は原因のメカニズムが複雑なだけに、生活習慣の改善だけでは完全に予防できない面もあります。予防薬を服用することで発作を防ぐことは可能です。いずれも発症の原因を正しく知らなければ解決できません。これからの頭痛医療は、患者と医師とのコミュニケーションが鍵となります。記録を書くことから始めて、信頼できる医師の指示に従っていれば、患者が頭痛から解放される日は近いのです。